長男のことを書こう。

三者懇談に行った。
まぁ思った通りの話であっさりと終了。
「ちょっと部活覗いてから帰る」という長男。
「お母さんも行っていい?」
「別にいいけど」
否定しないってことはきっと来て欲しいんだろうと
都合良く判断して部室について行った。

この日の練習プログラムを終えてしまった部員たちは
部室横のテラスで『だるまさんがころんだ』をして遊んでいた。
顧問の先生はニコニコ笑いながら眺めていらした。
長男と私を見つけた先輩たちが寄って来た。
「うっそー、この人、お母さん?」
「えーっ、なんか似てるよ〜!」
当たり前です。母親なんだから...
無意識に部室の機材をチェックしてしまう私。
それを見た長男が「この人も昔、放送部やってんで」と
先輩たちにちょっと自慢気に話している声が聞こえる。
「えーっ、うっそー、すっご〜い!」
いや、別にすごくないんですけど...

もうすぐ終わりだからちょっと付き合うわ、と長男は
先輩たちの『だるまさんがころんだ』に加わり
私は彼らを見守っていた。
顧問の先生と反対側で、やっぱりニコニコ笑いながら。

校庭を眺めると、バレー部やテニス部や陸上部や野球部やサッカー部や
たくさんの生徒たちが練習している。
みんな、なんか、いい感じだな。
なんか、すごく、居心地がいいな。

私の過ごした中学はもっと殺伐としていた。
中学がいちばん荒れていた頃だったものな。
ツッパリとかスケバンとかいう言葉(今や死語)が流行り出した時代。
校舎も生徒も先生もボロボロだった。

今の中学は、少なくとも表面的にはキレイだ。
けれども、いや、だから余計に、隠れた部分が問題なのかな。

そんなことを思いめぐらしながら
平和すぎる『だるまさんがころんだ』を眺めていた。
5回やって、長男が2度目の鬼になったところでチャイムが鳴った。

長男と肩を並べて家路についた。
「青春って感じやね」
「思ってもないこと云わんとって」
こいつにはすべて読まれてるし。
だけどたぶん夫に次いで私のことを良く理解してくれている
私によく似たあかんたれの長男なのだ。

コメント

にゃり
にゃり
2006年12月20日23:08

こんにちは。急にコメントで失礼致します。
以前、こことmixiでブログを書かれていた湯川様が急に
いらっしゃらなくなり、びっくりしてしまい、モモ様も湯川様をご存知だと記憶しておりましたので、もし何かしらご存知であればお聞きしたく勝手ながらコメントさせて頂きました。
日記に関するコメントではなく、申し訳ありません!m(__)m

モモ
モモ
2006年12月20日23:46

>にゃりさん
私も心配しているんですよ。
おばあさまのことを書かれてから、急にいなくなってしまわれましたよね。
なにかそれが関係あったのだろうか、ひょっとして
私の付けたコメントのせいだったらどうしよう、
なんて気が気じゃないのです。
こちらこそ、なにかわかりましたら、ぜひ教えてくださいね。

にゃり
にゃり
2006年12月21日23:20

私も、自分のコメントが何か関係していたら・・と思っていました。本当に突然だったものですので・・。
勝手ながら、何かしらまた復帰される日がくればいいなぁ・・と願っている所です。
ありがとうございました!

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