パーキンソン病で57才の男性患者さんと
トリノオリンピックの話をしていたら
震える口で
「ピ、ピ,ピーターが...」とおっしゃった。
まさかと思いつつ
「ピーター・ガブリエルですか?」
「出て来てびっくりした。ひ、久し振りやった」
「ひょっとして、ジェネシスなんかご存知ですか?」
「ラ、ラジオで良く聞いた。ビートルズも」
!!!!!
元大型トラックの運転手さんと聞いていたので
どちらかといえば八代亜紀とか小林旭とか似合いそうなのに
人を見かけで判断しちゃいけないね。

それに患者さんと云えば、だいたいご高齢の方が多いので
北島三郎や美空ひばりの話しかできないもんだと思っていたけど
そうか、もうすぐそういう時代がやってくるんだな。

ちなみにその場に同席していた実習の学生さんと
患者さんの送迎ヘルパーの若いお兄ちゃんは
ジェネシスもピーター・ガブリエルも知らなかった。。。
私は既に患者さんの世界に近い人間なのか?!

コメント

くらり音子
くらり音子
2006年2月14日10:33

将来、特養ホームさんのお世話になるとしたら、童謡よりもビートルズに包まれて暮らしたいわたしです。やっぱり、いくつになってもロックが好きな人はロックの耳をしているのではないかしら。

モモ
モモ
2006年2月15日1:58

私は田舎の風光明媚な老人保健施設で(富士山の見えるところが良い)「勝手にシンドバッド」でノリノリになったり、「うらみます」を合唱したりしたいです。「UFO」で踊ったり、EW&Fでディスコタイム、なんてのもいいかもしれない。私たちって、世代共通のヒット曲を持つ最後の世代だと思うんです。

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