映画「赤目四十八瀧心中未遂」で感じた違和感は
ドラマ「白夜行」にも当てはまることに気付いた。

原作が描いた時代。
それは赤目四十八瀧にも通ずる高度成長期
戦後ということばがまだ生きていて
昭和を象徴するヒトやモノが現れて活躍して
そうした時代であったから成立した物語なのだ。
それはドラマで描かれるバブル終焉後であるわけがない。
たとえば「ドブに咲く花」なんてイメージできるのか?

そして、まさにその時代のまっただ中に
大阪の下町で生まれ育った私にとって
白夜行のエピソードひとつひとつが
自分のアルバムを見ているように感じられるのだ。
だから、だからこそ、許せない。
たいがいのドラマや映画は原作とは別物と割り切って
それなりに楽しんだり感動したりできるんだけど
白夜行だけは、思い入れが強すぎて、それができない。
といいながらも、見てしまうんだろうな。
「こんなはずじゃなかった」と憤慨しながら。

コメント

nophoto
ブルームーン
2006年2月1日13:31

原作も読み、ドラマもそれなりに楽しんでいます。
でも、モモちゃんにとっては痛い内容なのかな。。。
東野さんは今回直木賞を取られましたが、イチファンとしてはこの作品でこそ取って欲しかったと切に思います。
彼はクールに見えますが、生粋の大阪人ですものね。

モモ
モモ
2006年2月2日1:23

直木賞はこの作品で・・・同感です。
って受賞作を読んでないのにいうのもなんですが(笑)

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