通勤電車で読み始めたら
涙を抑えきれなくなって
読むのをやめなくてはならなくなった。

人は、いつか死ぬ。
死ぬことは自然なことであって
誰かに左右されるべきものではない。
ましてや、仕事上の義務として延命を行う
赤の他人の手にゆだねられてはいけないのだ。

助けられる命を助けることは、意義があることかもしれない。
けれども、いわゆる「寿命」が尽きようとしている時
大切なひとの命が、尽きようとしているその時
死んでほしくない、いつまでも生きていて欲しい
そう思うのは当然のことだけれど
尽き果ててゆく命を見守り、その事実を受け入れることも
その人の生き方すべてを肯定することであり
大きな愛に他ならないのではないか。

生まれる時も、死ぬ時も、病院のベッドの上で
赤の他人とモニターに管理されることが当たり前だと思っていた。
もっともリスクの大きな時だから、仕方ないのだと。
けれども生き物としては非常に不自然であることを
改めて感じさせてくれた。

そして私がこれから目指すべきこと。
私がほんとうにやりたいこと。
もう少しで、わかりそうな気がする。
もうちょっとしたらつかめそうな気がする。

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