ある先輩からの今年の年賀状に
「本を出しました」とあったので
さっそくAmazonに注文、やっと届いた。

とてもとても良い本だった。
失語症という障碍を持った方に
「治そう」「がんばろう」というのではなく
彼らを取り巻く私たちの方が歩み寄れば
もっとコミュニケーションできるじゃないか。

『コミュニケーションのバリアフリー』を実現するための具体的なノウハウが
実例も交え、ドリル形式で具体的に学べるようになっている。
医療・介護関係者はもちろん、世の中全ての人に読んでもらいたい一冊だ。

実はちょっとだけ複雑な思いもあったりする。
先輩たちは首都圏を中心に活動されているのだが
ほんの一時期、私はとても近いところにいた。
もしもあのままあの場所で生活していたら
必ず先輩たちの活動に加わっていたことだろう。
わずか14ヵ月の東京暮らし。
まだまだ関西に戻るつもりも予定もなかったのに。
10年前、地震が起こらなければ。
後悔はしていない...けど、ちょっとだけ悔しいかな。

さて、大切なのはこれからのこと。
私が進みたい、進むべき方向は?
そのためには何をどうすればいいのか?
わかっているようでまだまだ明確ではない。
だけどおそらくこの数年が転機になりそうな予感がある。
ゆっくり考え、でも、チャンスは逃さず
いつでも踏み出せるよう準備は怠らず
しっかり足固めをしておこうと思う。

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