普通じゃ我慢できないのは私の勝手です。

2003年12月19日

銀行員時代の上司の退職パーティーに行った。

15年前に新店開設をやって
私はそれから丸2年で退職し
今の仕事に飛び込んだ。
今回定年を迎えるのはその時の支店長。
当時のメンバーの半分くらいが集まり
懐かしい街の懐かしい店で鍋を囲んだ。

本当に久し振りに会う人ばかりだったけど
ビックリするくらいみんな変わっていなかった。
もちろんそれなりに年齢も重ね
生活や肩書きや住所や名前が
それぞれに変わっていたりはしたけれど
良くも悪くもあの頃のまま。

私以外の人は銀行から離れていないものね。
それが居心地の良さでもあったけれど
ちょっと物足りなかったりも。
二十以上も年上の人に対して
世間が狭いよなー、なんて感じてしまうのは
すごく失礼だとは思うんだけど。

この時代に名称の変わっていない希少な会社で
リストラなんてどこ吹く風。
退職後も美味しいポストが用意されるような
優秀な方々、いわゆる「勝ち組」だよね。
だからとっても素敵なおじさま方です。
それは認めます。

だけど、この人がダンナだったらつまんないだろーな。
そんな風に思えて仕方なくて。
この世界から飛び出していて良かったなぁ、って
改めて思えてしまった。

銀行の窓口の仕事は自分に向いていたし
給料も福利厚生も最高。
人間関係にも恵まれていて何の不満もなかった。
でも心のどこかで『なんかつまんない』って
感じていたのかもね。
それが具体的に何なのかは今もわからないけれど。

幹事やってくれてた2年後輩のKちゃん。
貴女ほどキレイで性格の良い女性が
未だに独身で勤めているのはそのせいかい？