夫の絵の先生の個展が心斎橋のギャラリーで開かれているというので
長男を連れて3人で観に行った。

絵の先生と云っても大学(工学部)の授業科目だったらしい。
よくわからないけど、講義はほとんど漫談だったらしい。
絵の評価はとにかく独創的であることが重んじられ
例えば夫などは、地面に貼付けた画用紙の上を
タイヤに墨汁塗った自転車で走り回っただけの
とんてもない作品(?)で優をもらったというのが自慢なのだ。

先生ご自身の絵の描き方もスゴイ。
ソロバンやバイブレーターで引っ掻き回して制作されるらしい。
わけわからないけれど、エネルギーに溢れ、なんか面白い。
抽象画好きな私は、結構好きだったりするのだ。

ギャラリーに行くとちょうど先生が来ておられた。
夫とは20年ぶりだというのに話の弾むこと。
もっと芸術家っぽい人かと思っていたのに全然違った。
そして何よりパワフル!
77才とは思えない若さとエネルギー。

先生曰く、なんでも考えてやったらアカンのだと。
頭で考えたり努力してできることは所詮知れてるのだそうだ。
何も考えんと思い付きでやらんと、新しいものは生まれないと。
「やりたいようにやったらよろしいねん」と明るく云われて
なんだかとってもこちらまで元気が出た。

タイトルは先生の著書の題名。
もしも本屋とか図書館とかで見付けたらぜひ読んでみて!
むちゃくちゃ元気出るから。

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