重松清は朝日新聞に「エイジ」が連載されていた時に最初の数日読んだことがある。力のある文章を書く人という印象で、ストーリーも面白そうだったが、何しろ三日坊主な性格ですぐにギブアップ。後に書評を目にして、続けていればよかったと悔やんだものだ。
 今回BBSで薦められて俄然読みたくなり、とりあえず近所の本屋で見付けたのがタイトルの本である。立ち読みを始めたら止められなくなった。買って帰って夕食の準備もそこそこに一気に読み終えてしまった。
 すごい。恐い。そして深い。
 淡々とした語り口なのに、どうしてこんなに心に響くのだろう。それに、女性を美化することも化け物にすることもなく、等身大に描かれた作品に、久し振りに出会った気がする。
 とても好きになりそうだ。早く他の作品も見付けてこよう。

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